帳簿
丸い数字で書く。自分の前の案件と突き合わせられるように。
見積:60時間 × $75 = $4,500。
見積に入らなかった時間:
- 提案前の通話2回、提案書と修正1回:6
- キックオフ、権限まわり、開始時の書類:3
- 相手の環境が新しくて覚え直したライブラリ:5
- 初回レビュー後の「ちょっとした修正」4回:9
- 請求書と、督促2回:3
- 引き渡しの通話と操作の録画:2
- 3週間後に「慣れてるだろうから」と頼まれた件:6
34時間。仕事は94時間だった。
$4,500 ÷ 94 = 時給 $47.90。
$75 で見積もって、$48 を受け取った。
見積は嘘ではなかった。見積もったのは「作る」部分だ。形があって、送る前の 夜11時に思い描ける部分。残りの34時間は仕事の事務で、事務はカレンダーに 載るまで形を持たない。
誰も請求しない時間
七つの項目がある。どれでもないのに、いちばん多くを食うものがある。 次の依頼主を探す時間だ。
誰も請求しない。すき間に起きる。自分のサイトを書き直す火曜日、何にも ならなかった3本の提案、誰かがいるかもしれないから行ったあの集まり。
一度だけ数える。先月を取る。働いた時間を全部、タイムシートに書かない ものも含めて。次に、請求した時間を取る。後者を前者で割る。
40時間の週で25時間請求するなら、その比率は62%。20時間なら50%。 この二つの数字が、その単価で暮らせるかを決める。
単価がカバーすべきもの
税抜きで $80,000 欲しいとする。週20時間、46週で請求する。920時間だ。
$80,000 ÷ 920 = 時給 $87。
$87 が提示する数字だ。$75 は前の給料の横に置くと妥当に見えた数字で、 存在しないカレンダーの上で計算されている。
反対から見る。920時間の請求可能時間は、およそ1,840時間の労働の内側に ある。残りの920時間は事業に消え、どれも請求できない。
逆方向
まず誰もが単価を上げようとする。$75 ではなく $95 にすれば、同じ仕事は $8,930 になり、計算は一行で直る。
同時に、依頼主が払うと合意していない34時間にも値段が付く。94時間を $95 で、予算の線と給与の相場を持っている相手に売ることになる。単価は 動いた。売れる時間数は動いていない。
誰の許可も要らないレバーは時間のほうだ。フィードバックを1回だけと契約に 書く、キックオフの代わりに開始時の書類を送る、変更は作る前に見積もる。 どれもこの規模の仕事で4〜6時間を戻し、コストは段落一つだ。
固定価格は値上げではない
同じ仕事を固定価格にしても、初日は何も変わらない。94時間を $48 で 見積もれば、また $4,500 に着地する。
変わるのは、浮いた時間が誰のものかだ。時給制なら70時間で終えれば請求が $1,150 減る。固定価格なら、その24時間は自分のものになる。他の誰かに 売るか、4時に仕事をやめるか。
これがプロジェクト単価の理由で、多く請求することとは関係がない。
書き留める数字
単価表のいちばん上に一行。
目標収入 ÷ 請求可能時間 = 単価
その下に二行。週に請求する時間、週に働く時間。二つ目が一つ目の二倍を 超えているなら、動かすべきはカレンダーのほうだ。
今日
去年の明細を開く。入ってきた金額を足す。それから、それを得るために働いた 時間を正直に書く。割る。
出た数字が、支払われた額だ。これから送る見積で、送る前に同じ計算を やってみる。
来週:実際の一週間に耐えられなかったツール。
週に1通、木曜日。 ある人の、届けたもの、それに実際かかった費用。無料。
無料で登録